ヘアカラーの色落ちは、染めた日から少しずつ始まる髪色の変化です。
美容室で気に入った色に仕上がると、「この髪色をできるだけ長く楽しみたい」と思いますよね。ですが、時間とともに色がやわらかく変化していく過程も、カラーの楽しみのひとつです。
今回は、髪色が変化する理由と、次のカラーまできれいに楽しむためのホームケアをご紹介します。
ヘアカラーは、毎日の中で少しずつ変化します
髪の中に入った染料は、日々のシャンプーやお湯、ドライヤーやアイロンの熱、紫外線などの影響を受けながら少しずつ流れ出します。
色落ちの速さや変化の仕方は、選んだ色、仕上がりの明るさ、染める前の髪色、これまでの施術履歴、髪の状態によって変わります。
たとえば、明るいカラーや淡い色は変化を感じやすく、ブラウンを含む深みのある色は穏やかに変化しやすい傾向があります。ピンク、ラベンダー、オリーブなど、使った色味によって褪色後に見えやすい色も異なります。
染めた日の色と、その先の色を一緒に考える
きれいな色落ちは、カラーを決めるときから準備できます。
希望する仕上がりに加えて、次回来店までの期間や、途中でどんな髪色を楽しみたいかを共有すると、染料の濃さや色味を調整しやすくなります。
少し濃さを感じる色から始めて、日ごとに透明感が増す変化を楽しむ方法もあります。褪色したときに黄みを穏やかに見せたい場合はラベンダーを、赤みをやわらげたい場合はオリーブやグレーを組み合わせるなど、髪に残っている色を見ながら設計します。
透明感カラーの見え方と、髪がやわらかく見える理由はこちらの記事でご紹介しています。
色落ちを穏やかにする5つのホームケア
毎日の小さな習慣が、髪色の見え方を整えてくれます。
1.髪をぬるめのお湯で洗う
熱いお湯は髪や頭皮の乾燥につながり、染料も流れ出やすくなります。心地よく感じるぬるめのお湯で、髪と頭皮をやさしく洗いましょう。
2.カラー後の髪に合うシャンプーを選ぶ
洗浄力が穏やかなカラーケア用シャンプーは、染めた髪をやさしく洗う選択肢です。髪質やスタイリング剤の使用量によって合うものが変わるため、担当の美容師に相談すると選びやすくなります。
3.洗ったあとは早めに乾かす
濡れた髪は摩擦の影響を受けやすい状態です。タオルで挟むように水分を取り、根元から毛先へ風を動かしながら乾かします。最後まで乾かすと、表面が整いツヤも感じやすくなります。
4.ドライヤーとアイロンの熱を調整する
同じ場所へ長く熱を当てると、乾燥や色の変化につながります。アイロンは必要な温度(130度くらい)に整え、短時間で通すことを意識してみてください。洗い流さないトリートメントや熱から髪を守るアイテムも役立ちます。
5.外出時は髪も紫外線から守る
紫外線は、髪の乾燥や褪色に関わります。帽子や日傘、髪に使えるUVケア製品を取り入れると、外出の多い季節も髪色を楽しみやすくなります。
カラーシャンプーは、残したい色に合わせて選ぶ
色味を補うカラーシャンプーは、褪色の過程を整える方法のひとつです。
紫は黄みを穏やかに見せたいとき、ピンクは赤みや暖色のニュアンスを保ちたいとき、シルバーは寒色の雰囲気を保ちたいときに使われます。
元の髪色や使用する製品によって発色が変わるため、使う頻度や置く時間も含めて担当の美容師に確認しておくと安心です。目指す色に合うものを選ぶことで、次回来店までの髪色に自然なつながりが生まれます。
(!ちなみに、来店予定日の2週間前には使用を控えると次回施術時に悪影響が出づらくなります!)
毛先の状態も色持ちに関わります
カラーや熱の履歴が重なった毛先は、染料が入りやすく、抜ける変化も感じやすいことがあります。
根元、中間、毛先の状態に合わせて薬剤を塗り分けることや、トリートメントで髪の手触りを整えることが、色ツヤを保つ助けになります。ご自宅では、濡れた髪を強くこすらず、毛先まで保湿することを意識してみてください。
HAZEが大切にしている色落ちの設計
埼玉・さいたま市の宮原にあるHAZEでは、染めた直後の色と、その後の変化をつなげてカラーを考えています。
根元から毛先までの明るさ、残っている色、ダメージの状態、これまでのカラー履歴を確認し、次回来店まで心地よく過ごせる色を組み立てます。
よく着る服の色、髪をきれいに見せたい予定、普段使っているシャンプーやアイロンについても、似合うカラーと続けやすいケアを考える大切な材料です。
次のカラーで伝えてみてほしいこと
次に美容室へ行くときは、次のことを伝えてみてください。
- 気に入っている現在の髪色
- 色落ちしたときに気になりやすい色味
- きれいな色を保ちたい予定や時期
- 次回来店までのおおよその期間
- 自宅で使っているシャンプーやヘアアイロン
染めた日の写真と、数週間後の髪色の写真があると、変化の仕方も共有しやすくなります。
ヘアカラーは、時間とともに表情を変えていきます。その変化まで自分らしく楽しめるように、仕上がりと毎日のケアを一緒に考えていきましょう。
次回予告
次回は「同じ髪色をお願いしても、仕上がりに違いが生まれる理由」をご紹介します。
同じカラー名や同じ写真を見せても、一人ひとりの髪で見え方が変わるのはなぜか。現在の明るさ、残っている色、カラー履歴、ダメージとの関係をお話しします。





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